ドイツの写真家Heinrich Riebesehl(1938-2010)によるドイツ北部の農村風景。どこまで続いているか分からないほどに獏と広がる大地。地平線の続くかぎり開墾され、時折まばらに建つ農家と共に、農民たちの使用する大小の農機具が点在する風景。師事したOtto Steinertの影響もあるのだろうか、遡ればドイツの新即物主義にルーツを辿ることのできるような写真群。1981年には本作でドイツで受賞(Bernhard-Sprengel-Preis)している。2002年には縮小新版も刊行されているが、本書は1979年のオリジナル版となる。
ハードカバー。表紙カバーにヨレ及び微少な破れ散見。内部は良好。
Verlag Schmalfeldt, 1979
独語 | 41x30cm | 96pp. | b&w