1928年生まれのイタリアの写真家Ugo Mulasが、「モビール」で有名なAlexander Calderの作品世界を撮影した写真集。背景を白で抜き、Calderの造形物の繊細でミニマムなフォルムを巧みに切り取っている。他にCalderのアトリエにおける制作風景なども収録。Ugo Mulasは、1954年にヴェネツィア・ビエンナーレの記録写真を撮ったことがきっかけで、以後アーティストたちの写真を撮る写真家として著名になってゆき、アンディ・ウォーホルら60年代ニューヨークのアートシーンを切り取った「New York:The New Art Scene」が代表作として知られる。日本でいうと安斎重男がその筋の第一人者。
ソフトカバー。状態良好。
Officina Libraria, 2008
英語 | 27x20cm | 64pp. | b&w