
1963年11月22日に起こったアメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件は、アメリカンドリームを崩壊させた。本書は未だ答えられていない問いを再考する図画調査になっている。ケネディ大統領の葬列を撮影したポラロイド写真からテレビ画面、プレス用写真、そしてキャメロットの最後の抵抗の様子まで無数のイメージが分解され、アメリカのスペクタクルへの執着に対して恐怖を煽るような文体模写と共に紡ぎ合わせられている。極めて自由な美的感覚のフィルターを通しながら、強烈なテキストの引用にケネディ大統領の葬列のテレビ画面のスナップショットとPR用写真を組み合わせ、大胆にも記憶の曖昧さの危険性を批判し、警鐘を鳴らす。”The Headshot Heard Around the World”(世界を変えた一発の銃弾)の50周忌にあたる2013年11月に発行。
(以上卸元より引用)
Brad Feuerhelmはロンドンを拠点にする写真家でキュレーター。また写真/アート誌のamericansuburbx.comの編集でも知られる。他に写真集としては「Goodbye America」「Dein Kampf」などがある。
糸綴じブックレット。専用ビニールケース付属。状態良好。
AMC (Archive of Modern Conflict), 2013
You cannot copy content of this page