日本滞在中、暴走族を取材撮影していたFederico Radaelliはある日、国営ギャンプルにして日本独自に発展したモータースポーツであるオートレースに目を留め埼玉川口を訪れる。計器もブレーキもない、ハンドル左右の高さも異なる、など独特なレギュレーションのもとに作られたマシン、競輪もそうだがやはり独特の色使いを持つ選手たちのユニフォーム、そしてこれで生計を立てるセミプロのオジサンたちの真剣な表情を遠巻きに見つめる視線は、どこかMartin Parrにも通じている印象。36枚撮りフィルム1本で編集無しで1冊に綴じている。巻末に全36枚のコンタクトシート。タイトルはTokyoとなっているがSaitamaの誤りとのこと。
ソフトカバー。新刊。
限定ナンバー/Federico Radaelliによる直筆サイン入り。
Federico Radaelli, 2021
限定1部 | 21x30cm | 34plates | color