タリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)とイタリア人建築家、アルド・ロッシ(Aldo Rossi)による作品集。デザインのプロセスにおける写真の存在と役割、建築家の意識と潜在意識の個人的効果としての写真の使用について考察。写真家と建築家の共感から生まれ、写真家の匿名の眼差しと建築家に新しいものを見せる可能性への信念の共有であったと言える。ギッリが自分の作品を観察することによって、ロッシは自分の作品への取り組み方が変わったことを率直に認めている。一方、ギッリにとって、ロッシと建築の世界との出会いは自分の姿勢やヴィジョンを確認するために、多くの意味で不可欠なものであったという。(卸元より引用)
ソフトカバー。経年ヤケ。
CCA / Electa, 1996
英/仏/伊語 | 22x24cm | 95pp | color