Gypsies | Josef Koudelka (Aperture 1975)
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Gypsies | Josef Koudelka (Aperture 1975)

Gypsies | ジョセフ・クーデルカ

流浪の写真家Josef Koudelkaが、母国チェコを亡命中となる1975年に刊行したファーストブック。東スロバキア地方のロマ(Gypsies)たちの生活を追ったものだが、この民族の永い受難と放浪の歴史と合わせて、叙事詩的な映画を見ているような時空の広がりを感じさせるとともに、当時亡命中だったKouelka自身の境遇をも重ね合わせて見ることができる。本来は、プラハで「Cicani」というタイトル(チェコ語でGypsies)で1970年に刊行予定だったのだが、その発行直前にKoudelkaがチェコを亡命してしまったため、本書がでる1975年まで日の目を見なかったという経緯がある。John Szarkowski、Anna FAROVAによる序文。ロマ研究者のWilly Guyによる論考エッセイ。他にアメリカAperture社版。他にフランスのDelpire社、イギリスのGordon Fraser社版がある。
ハードカバー。表紙カバーのエッジに若干のヨレ。

Aperture, 1975

初版1刷 | 英語 | 28x31cm | 60plates | [136pp] | b&w


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