セゾン美術館で催されたバウハウス展図録。表現主義から構成主義へ、手工芸から機能主義へと移り変わるラジカルな20年代に、近代都市の形成と共にはじまった大衆消費社会を支えたデザインの雛形を生み、モダニズムの大きな潮流を作った偉大な運動の全貌がうかがえる好書。400頁以上にわたって豊富な図版と解説を収録しており、貴重な資料。
ソフトカバー。展覧会で配布の折り込み冊子及び半券付属。小口に黄ばみシミ。
第1章:バウハウスの基礎教育
- バウハウスにおける基礎教育
- ヨハネス・イッテンの予備課程
- ヨーゼフ・アルバースの予備課程
- ルートヴィヒ・ヒルシュフェルト=マックの色彩ゼミナール
- パウル・クレーの授業
- ラスロ・モホリ=ナギの授業
- ヴァシリー・カンディンスキーの授業
- ヨースト・シュミットの授業
- ヒエルク・シェーバーの授業
- オスカー・シュレンマーの授業<人間>
第2章:工房での生産活動
第3章:空間・人間・変容:オスカー・シュレンマー
- 火の山のダンス
第4章:バウハウスの建築
第5章:バウハウスの絵画と彫刻
第6章:生きられたバウハウス
- ヴァイマール・バウハウスの学生カール=ペーター・レール
- デッサウ・バウハウスの学生コンラート・ピッシェルにみるその教育
- 日本人バウハスラー、山脇巌・道子
第7章:日本のバウハウス受容
手工作とユートピア
バウハウスとバウハウスの建築
中井正一とバウハウス
バウハウスにおける<身体性>-世紀末の<裸体文化>とO.シュレンマー
セゾン美術館, 1995
30x22cm | 425pp.