村へ 北井一夫
y0709

村へ 北井一夫

To the village | Kazuo Kitai

¥ 18,900(税込)

”三里塚”後の北井一夫の代表作のひとつ。1973年から1979年にかけて撮影し、アサヒカメラ誌に3年半にわたり連載のものが第1回木村伊兵衛写真賞を受賞しそれが作品集となったもの。うち一部の作品についてはアサヒカメラ別冊増刊号として先行出版されている。しかし、ゆうに3百頁はあろうかという厚みある写真の束の中に、僅か7篇のみ挟まる北井一夫によるルポエッセイを隅まで読む人がいかほどいるのだろうか。その方言ママによる朴訥とした描写は、世代を経て変わる農村の哀愁をしみじみと伝え、この写真集に味わいをもたらしている。表紙カバーには前述したアサヒカメラ版「村へ」に随筆を寄稿した森崎和江のテキストを一部掲載。
ソフトカバー。出版社スリップ付属。表紙カバー/小口黄ばみ。表紙カバーのエッジにヨレ/若干の破れ。

遠くに見える、いろんな人の生活や、その生活くささを感じさせるひとつひとつのそばまで歩いていって、写真にしてみようとした。ちょうど、ブリューゲルの、町の人々の動きや町並みをたくさん盛り込んだ俯瞰図のような絵がお手本だった。その絵ののなかに描かれている物事のひとつずつをたんねんに写真にしていくことのようだと思った。(北井一夫による本書あとがきより)


淡交社, 1980

初版 | 24x19cm | モノクロ

 
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