死と葬 | 小林宏史
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死と葬 | 小林宏史

Death and Ritual | Hirofumi Kobayashi

写真家・小林宏史(こばやし・ひろふみ)が、インドの荼毘、そしてフィリピン奥地に住むボントク族やイフガオ族に古代から今も残る自然葬の有り様を記録した労作。「死者を死の椅子に坐らせ、縛って固定する。そしてひたすらその腐敗を待つ。それが腐敗していく時間を耐える、あるいは楽しむ。遺体が腐敗の時間を重ねていくかたわらで、近親や知人たちが豚を屠り鶏の首をしめて宴の時間を持つ。・・・」(以上本書テキストより)。古代中国の記述にもこうした風習は出てくるそうで、そうした残映が、こうした近代文化の行き届かない地域に残っているのだという。死を覆い隠す文化に生きる私たちに改めて「死」の意味を問い直す本。ハードカバー。帯付き。状態良好。


東方出版, 2000

初版第1刷 | 和英併記 | 29x23cm | 243pp. | カラー