消逝的世界 被遺忘的中国麻風邪病康復村 特別版 | 岡原功祐
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消逝的世界 被遺忘的中国麻風邪病康復村 特別版 | 岡原功祐

Vanishing Existence: Forgotten Leprosy Villages in China (Special Edition) | Kosuke Okahara

限定10部のうち最後の1部です。The last copy out of 10.
山を超え、川を超え、林の奥深くに進んだところにその村はあった。
「あんな恐ろしいところによく行くね」
村の場所を尋ねると、川のこちら側に住む女性は言った。

WHO報告では既に中国では撲滅されたとされるハンセン病。
しかしその病から回復した人々が、その外見から差別され、社会から排除され、隔離された集落がある…と友人から聞いた岡原功祐が、既に高齢となり、やがてその存在そのもの、ましてや隔離された歴史そのものがなかったこと、とされるであろう人々を写真に記録しようと制作した労作ドキュメンタリー。

このやがては消え逝くであろう存在を永遠に記録したいという岡原の想いを、巻物という古い歴史と永遠性を象徴するような物体に込めた限定10部の特別版(別に100部制作された通常版は既に絶版)。

美しい桐製の箱を開け、紐を解き、右手で巻きつつ、左手で巻を緩め、ゆっくりと解いてゆく。
シュルっシュルっと音がする。
和紙の手触りが心地よい。
やがて現れる墨で描かれた題字と集落の場所を示す地図、そして続く密度の濃い写真の数々…。
その厳かなまでの開封作業を経ての閲覧行為が、「川の向こうの集落」を垣間見る行為を追体験させてくれるよう。

限定10部それぞれに書かれた題字・地図は書家の市野美怜によるもの。表紙には桂無金上と呼ばれる和布を用い、吉野杉でできた軸棒は、巻物のサイズに合わせハンドメイドで軸先を取り付けたという。

あとがきを西尾雄志。装幀コンセプト及びデザインを岡原功祐。岡原功祐による直筆サイン及び押印。
新刊定価120,000円+税。海外では1,000ユーロで販売されていました。


Backyard Project, 2013

限定10部 | 和英併記 | 28x1000cm | モノクロ

    
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