石元泰博(いしもと・やすひろ)の代表作。1960-1962年にかけて撮影されたアメリカはシカゴの都市風景。全ての写真という写真が、造形的な洗練の極みを得ている。序文は、シカゴ・バウハウス時代の師、ハリー・キャラハン。瀧口修造と亀倉雄策による寄稿テキスト。そして同じく亀倉雄策によるレイアウト。写真のセレクションについても、大辻清司とともに、亀倉雄策が絡んでいる。タイトルは当時フランク・シナトラが唄っていたシカゴの歌が「シカゴ・シカゴ」のリフレインで始まっていたのが耳に残っていたからだという。
ハードカバー。スリップケース蓋付属。帯欠。ケースに黄ばみシミ。
美術出版社, 1969
初版 | 日本/英語 | 28x29cm | 210plates | 223pp. | b&w