Coming Back 小島康敬
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Coming Back 小島康敬

カミングバック 小島康敬

カラーの東京と、モノクロのニューヨークのスナップを、見開きで並列させた小島康敬の二都物語。
全てタテ写真の連なりなのだが、小島康敬が実際に撮影した写真はヨコ長。つまりその半分しか見えない。
実は、オモテに東京、ウラにニューヨークの図版を2折りに綴じた体裁となっているのだ。
「なぜか落ち着きのない構図」であるのは、小島康敬が撮った風景の半分だけしか見ていないためで、その対となる別の半分の風景は、頁をめくっていくうちに、やがて「どこかで見たような、でも見ていない」既視感を帯びた風景として登場(カミングバック)することになる。
ちなみに小島康敬が当初考えたブックデザインは綴じを施さず、単純にポートフォリオの形式で見せるやり方だったという。ブックデザインにより、写真の持つ意味合いが変わる好例とも言える。
スーパーラボのレーベルのひとつOmoplataからの刊行。
限定500部。ソフトカバー。
小島康敬による直筆サイン入り。

小島康敬(こじま・やすたか)
1977年 東京生まれ
2007年 ICP General Studies Program, NY 卒業
2007年 ICP Director’s Fund Scholarship Award
2011年 文化庁新進芸術家海外研修制度、研究員、NY
2013年 写真展「Coming Back」(銀座ニコンサロン)
2013年 写真集「Coming Back」(スーパーラボ)
2014年 写真集「New York」(蒼穹舎)
2014-15年 レジデンスアーティスト、Kunstlerhaus Bethanien, DE
2015年 写真集「Tokyo」(蒼穹舎)
小島康敬 Website
http://www.yasutakakojima.com/

SUPER LABO, 2013

限定500部 | 30x19cm | 40pp.


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