Fire In Cairo | Matthew Connors
a1168 a1168 a1168 a1168

Fire In Cairo | Matthew Connors

Fire In Cairo | マシュー・コナーズ

2011-2012年にかけて勃発したエジプト・カイロにおける大規模な民主化運動(アラブの春)を取材した写真集。しかし、純粋なジャーナリズムのアプローチを想像してページをめくると、かなり面食らう。撮影したMatthew Connorsは、起きている動乱と非常に近い位置にいながらも、現場にクロースアップしていない。また、反体制派のポートレートを多く載せているが、ステレオタイプでヒロイックな人物はどこにも見当たらず、目につくのはむしろ凶悪な相貌の彼等。
Matthew Connorsは、経歴を見るとボストン・マサチューセッツ芸術大学に所属し、ジャーナリストというよりも、アーティスト寄りの人物。ドキュメンタリーと、Matthew Connorsの主観がせめぎ合うようなユニークな本に仕上がっている。欧米の本にしては珍しく、右綴じとなるブックデザイン。
ハードカバー。新刊。

SPBH Editions, 2015

初版限定1000 | 英語 | 26x20cm | 160pp | color

¥ 8,250 (税込)


You cannot copy content of this page