Fukushima Fragments: Kosuke Okahara | 岡原功祐
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Fukushima Fragments: Kosuke Okahara | 岡原功祐

フクシマ・フラグメンツ | 岡原功祐

¥ 8,640(税込)

「3.11」以来、凍りついたかのように止まった「フクシマ」の時間、静寂の町と化した「フクシマ」の今。写真に写っている何かとともに、写真に写っていない何かの重さについての1冊とも言える。2011年以降、岡原功祐の3年半にわたる労作。2012年にはGetty Images Grantsを受賞。岡原自身が拠点を置くパリの出版社Editions de la Martiniereより刊行。
ハードカバー。新刊。岡原功祐による直筆サイン入り。
ネットよりご注文の方には本書収録テキストを邦訳したファイルをメール添付にてお送り差し上げます。

【本書岡原功祐テキストより邦訳】
僕は福島で「かけら集め」を始めた。今まで使ったこともなかった大判カメラを担ぎ、自分の心に触れる時間を切り取っていった。すぐに消えることのない放射能、それと同じように、すぐに消えないシーンと向き合った。人、物、少し変わった風景、今も残る奇妙な風景、 美しい瞬間、そして惨状。自ら用意した箱に、かけらを集めていった。

「箱がいっぱいになった時、それらと出会うことになる人たちは、この出来事をどのように理解するのだろう。」

そんなことを考えながら、僕は福島をさまよった。

すでに震災から4年以上が経過した。状況は中々変わらず、人々は粛々と生活を続けている。僕が唯一できることは、撮りためた写真を後世に残そうとすることだと思う。この災害が自分たちにとってどんな意味を持つのかを考えるために。そして、次の世代の人達が、この災害がいったい何であったのかを理解し、過去を振り返ることのできる道具を作るために。

ウィンストン・チャーチルは言った。

「人間が歴史から学んだことは、歴史から何も学んでないということだ」と。

NHK World: Rising Apart(ナレーションは英語ですが、岡原功祐は日本語で話しています)

岡原功祐(おかはら・こうすけ)
1980年東京都出身。早稲田大学卒。南ア国立WITS大学大学院中退。
大学在学中、コソボを訪れたことがきっかけで写真を撮り始める。大学卒業後から人の居場所を主なテーマに、中南米、アフリカ諸国、日本などで撮影を続けている。
主に国内外の新聞・雑誌で作品を発表し、フランス、イタリア、オランダ、ポーランド、トルコ、中国、バングラデシュ、シリア、タイなどの美術館やギャラリー、フォトフェスティバルで写真展も開催。国内では東京都写真美術館、Tokyo Photoなどで作品を展示。
2007年にパリでVU’ に参加、2010年脱退。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶ Joop Swart Masterclassに選出。Photo District News が選ぶ世界の若手写真家30人、文化庁新進芸術家在外派遣にも選ばれる。また2010年には、W.ユージン.スミス賞2位。2012年には原発事故後の福島を撮影した作品で、Getty Images Grantsを受賞。
2016年4月には大正大学エスパス空にてFukushima Fragments展を開催。
現在ドイツ・ライプチヒ在住。


Editions de La Martiniere, 2015

初版1500部 | 英仏併記 | 23x28cm | 176pp. | モノクロ

       
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