「肉体」や「性器」にかかわる現代美術の表現が、日本の戦後美術の流れのなかで、どのように変貌してきたのかを検証する展覧会。板橋区立美術館で1994年に開催の「KARADAがARTになるとき[物質になった器官と身体]」展に際して刊行の図録カタログ。
解体される<身体>と抽象化する<身体>
吉原治良、福沢一郎、古澤岩美、尾藤豊、山下菊二、白木正一、池田龍雄、芥川紗織、杉全直、中村宏
<物質>としての<身体>
靉嘔、吉仲太造、村岡三郎、荒川修作、小島信明、中西夏之、魚田元生、入江比呂、四谷シモン
<物質>としての<器官>
山口勝弘、工藤哲巳、菊畑茂久馬、堀内正和、篠田守男、三木富雄、谷岡靖則
オブジェとなった<知覚>
岡崎和郎、榎倉康二、高木修、宮脇愛子、北辻良央、金沢健一、河口龍夫、津田佳紀
<虚実>としての<身体>
草間彌生、高松次郎、若林奮、清水誠一、伊藤義彦、今道子、福田美蘭、丸山常生、吉江庄蔵
蘇生する<身体>
荒木経惟、石内都、大森博之、杉浦邦恵、イケムラレイコ、やまだいくこ、井上リサ+Lisa Space Nightingale
板橋区立美術館, 1994
和英併記 | 24x25cm | 143pp.