まずたしからしさの世界をすてろ 写真と言語の思想 多木浩二 中平卓馬編
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まずたしからしさの世界をすてろ 写真と言語の思想 多木浩二 中平卓馬編

First Abandon the World of Pseudo-Certainty | PROVOKE(Koji Taki, Takuma Nakahira)

PROVOKE同人、岡田隆彦、高梨豊、多木浩二、中平卓馬、森山大道、そして天野道映による、写真思想の最終提示となる書。しかしいかなる回答もせぬまま、むしろ回答のないことを回答として、PROVOKEは解散となる。中平卓馬、森山大道、高梨豊、多木浩二らによる写真図版と、テキストとが、相互に半分ずつを占める。
ソフトカバー。表紙カバー/正誤表欠。表紙に大きな剥がし跡と、3センチほどの破れ(テープ補修)。小口ヤケ。線引き無し。鑑賞には問題ない状態。

-以下テキストに関する目次-

  • 写真に何が可能か 多木浩二
  • 生ける現在-ことばと肉体に関する覚書 岡田隆彦
  • <対談>写真という言葉をなくせ 中平卓馬/森山大道
  • 眼と眼ならざるもの 多木浩二
  • 「事実」と「映像」 天野道映
  • リアリティの復権 中平卓馬

<PROVOKE>は明確な運動意識をもっていたのではない。われわれを支えていたのは運動としての展望よりも、当時支配的であった写真とそのメディアではできないものをやりたいという極めてプリミティブな衝動であったように思える。だからわれわれの間には必ずしも共通した問題意識があったわけではない。そのことがわずか三号の発行で廃刊せざるを得なかった主な原因であった。(中平卓馬)


田畑書店, 1970

初版 | 21x15cm | 340pp. | モノクロ