「誕生には希望が、死には静寂が伴い美しくすらあるが、誕生と死の間には荒廃があらわれる。」（小松浩子）。人間に忘れられたまま静かに延命する物質たちは、写真という媒体のなかでゆるやかに「死」へ向かい始める。（版元より） 豊田 […]

ビターオレンジの花から抽出されたアロマオイルの名前に由来するというタイトルをつけた吉野英理香（よしの・えりか）の写真集。Moleからのブックレット「It’s a New Day 猿人全快」で写真集デビュー。当 […]

金村修が2022年年明け早々から開催中の「God Only Speed Knows」展(@IG Photo Gallery)に併せて制作したジン。金村撮影の写真に、新聞の切り抜きや広告などをコラージュした作品となる。 新 […]

小松浩子のシリーズ作品「corrosion#1-4」(2021)からの同軸線上にある新作。工業化社会の残滓たるイメージを捉えた画像はトレペ上に表裏両面に転写させられ互いに溶解。エントロピー度の増した像は読み取るのが難しい […]

鈴木清の自費出版写真集。「写真がたまったから本にするのではなく、逆に本のために写真を作ってそこにはめ込んでゆく」スタイルで制作された。以降も鈴木清はこの制作スタイルをとってゆく。上野修による論考テキスト『生のdiagra […]

複写を重ね劣化した写真を階調の出ないタブロイド紙のような更紙に印刷し、常に溶解を続けるメトロポリス東京の表層をリアルに二次元化したような金村修写真集。豊田名帆によるアートディレクション。 新刊。糸綴じ。別刷テキスト付属。 […]

金村修が2007年に個展のためニューヨークに渡航した際に当地で撮影したモノクロ作品。2013年に東京渋谷のAsylum Coffee（写真集出版社オシリスの前）で展示した際に制作した大四つサイズのオリジナルプリント全8点 […]

天皇制と美術館の検閲問題で物議を醸した大浦信行が1995年に制作した映像作品。VHSビデオテープ1時間27分。 ケース収納。大浦信行が某美術館関係者に宛てた直筆謹呈紙が付属。状態良好。

スラブ語系の言語で書かれた鳥の絵本をベースに用いた金村修による限定1部アートブック。タブロイド紙やB級雑誌からの切り抜き文字/写真や、スピログラフ等のデザイン定規を用いて描かれたドローイングがページ全体を埋め尽くす。 本 […]

金村修が90年代に撮影した都市断片の未発表作からなる1冊。本作品に一部見られる画像を漂白したような白いムラは、後の作品「写真蘇生法」の表象へと繋がっていく。また本書作品の一部は、2015年の「System Crash f […]