アメリカ中西部のプレーリー地帯、小麦や、とうもろこしなどが生産される広大な大平原に点在する大小の穀物倉庫を主要な題材にしたフランク・ゴールケ(Frank Gohlke)の写真集。ゴールケ自身この風景に「事物の不在というよりも宇宙の存在を感じた」ことが、この禅的なタイトルに集約されている気がする。フランク・ゴールケは、ルイス・ボルツ(Lewis Baltz)らと同様ニュー・トポグラフィクスの系列に連なるアメリカの写真家。プリントが非常に美しく仕上がっている。
ソフトカバー。年代なりの黄ばみの他は良好。
Johns Hopkins, 1992
英語 | 28x22cm | 45plates | 109pp | b&w