1950年文化学院デザイン科在学中から結婚で作品制作から遠ざかるまでの6年間に、岡上淑子(おかのうえ・としこ)が制作したフォトコラージュ作品77点を収録。瀧口修造に見出され1953年にタケミヤ画廊で個展を開くなどしたが、その後、表舞台から消えていた。金子隆一が「日本現代写真史1945-1970」に載っていた岡上淑子の作品に目を留めたことが端緒となり、以後国内外で個展や美術館で作品所蔵されるなどして注目を浴びた作家。本書は国内初の岡上淑子作品集という扱いとなる。巻末には全作品データ一覧。岡上淑子へのインタビューのほか、金子隆一の寄稿「夢の遭遇」も掲載。
ハードカバー。帯付き。状態良好。
河出書房新社, 2015
初版 | 27x19cm | 110pp | b&w