危険な毒花 常盤とよ子
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危険な毒花 常盤とよ子

Dangerous Fruitless Flowers (Dangerous Poisonous Flowers) | Toyoko Tokiwa

戦後女性写真家としての草分けのひとり、常盤とよ子のルポルタージュ写真集「危險な毒花」。戦災で父を亡くしたことによる複雑な感情から、進駐軍兵士たちを相手にする遊女たちの姿を隠し撮りするうちに、徐々に深く分け入り、横浜真金町の遊郭や、旧本牧チャブ屋、ヒロポン窟、赤線地帯で働く女性たちが検診を受ける病院、そして更正施設に入った元売春婦たちを、同性の写真家としてのアドバンテージを利用しつつ広く潜入取材を試みていく。また、当初アナウンサー志望だった常盤とよ子が写真家へと転じてゆくきっかけや、本書刊行に至るまでの足跡を綴った自叙伝としての内容も含む。ハードカバー。帯付き。表紙カバーに軽微な痛み。経年黄ばみ。帯に微小な切れ。透明セロハンは欠。

三笠書房, 1957

初版 | 19x14cm | 100plates | 244pp. | b&w


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