前作の「浴槽というモノリス」が造本装幀コンクール受賞作となった牧ヒデアキの2020年新作。牧ヒデアキの地元・愛知県西三河から名古屋市までの幹線道路沿いの車窓を一定の画角で切り取っていったもの。これを見るとLee Frie […]

1996年刊行の「ライム・ワークス」のあとがきで「僕には、自分の記憶を助けるために写真を撮るという習慣がない。」と述べていた畠山直哉。陸前高田市気仙沼町出身のこの世界的写真家が2002年頃から「それほど熱心ではなく」撮っ […]

NODEは、日本のランドスケープを様々な視線で捉えた新しい写真グループである。グループ名NODEには、結び目、天体軌道が交わる交点などの意味がある。さらに言葉の響きとして、写された複数の景観の濃度（NODE）の意味もこめ […]

北島敬三が、1992-2012年にかけて全国各地のランドスケープを撮影した作品群。背景は、いずれもトーンの度合いを計ったように同じくした曇り空。対象は違うものの、北島の前作、白い背景のポートレート作品とのリンクを見いだせ […]

『あめふり』（蒼穹舎）に続く村越としやのセカンドタイトル。村越としや郷里の町、福島県須賀川市のパノラマ風景。美しい里山を、モノクロでしっとりと写した写真に思わずノスタルジーを誘われてしまう。原耕一によるデザイン。 ハード […]

尾仲浩二の処女作写真集「背高あわだち草」（1991年）より以前に制作された1986年以降の初期作から、尾仲浩二がカラー現像機を入手したという1999年時点までのモノクロ作品を収録。巻末の尾仲浩二のあとがきには「これが最後 […]