匂い立つような下町風情。人生の切れ端を70年代に浸した人間にとっては1枚1枚全てが懐かしさに溢れる。無人の町並みのみで構成された「東京下町景」とは対照的な作り。 70年代東京下町の市井の人々を写しとめてきた写真家山崎茂( […]

工事現場や資材置場を撮した夥しい数の写真で空間全体を隙間なく埋め尽くした写真インスタレーション作品で知られ、2018年には第43回木村伊兵衛写真賞を受賞した小松浩子が、2012年にphotographers’ galle […]

LEMAIREの共同アーティスティック・ディレクター、サラ＝リン・トランによって設立された新たな出版社「Siegelbaum-Tran Editions」は、その最初の刊行物として、独学で研鑽を重ねてきたチリ人アーティス […]

アサヒカメラ誌増刊号のかたちで刊行された荒木経惟写真集。表紙では荒木経惟がナルキッソスさながらに決めている。しかし左手をよ～く見ると…。末井昭、伊藤比呂美、上野昴志、長谷川明、宇崎竜童、糸井重里、中野翠、大島 […]

「Controfacciata」とは”カウンターファサード/対面壁”の意。ヴェネツィアのパラッツォ（宮殿）の「ポルテゴ」（迎賓ホール）の前方に位置する建築空間を静物写真のように記録したもの。半暗が […]

後藤敬一郎(1918-2004)は戦前から戦後にかけて名古屋で活躍した写真家。戦前の日本で最もシュルレアリスムが輝いた名古屋において、ナゴヤ・フォトアヴァンガルドに関わりシュルレアリスムの影響の強い作品を制作。また前衛写 […]

関東大震災からの復興を目指す中で1920年代の都市文化そしてモダニズム文化を形成する核ともなった資生堂の果たした役割について。ハードカバー。表紙カバー少し汚れ。帯欠。

ガラス上にスクリーンプリントが施されたジャン＝マルク・ブスタマンテのマルチプル作品。専用木製ボックスに収納。ジャン＝マルク・ブスタマンテ（1952-）は、フランス出身の現代美術家で、写真、絵画、彫刻、インスタレーションな […]

長島有里枝が、2007年にスイスのレジデンスプログラムに参加し、愛息と2人で過ごした時に撮影した写真と日記で構成。長島有里枝の短編「背中の記憶」に詳述されているが、亡くなった祖母の遺した花の写真を見た長島が、同じ女性とし […]

1992-93年にサンフランシスコ現代美術館（SFMoMA）で開催のJeff Koons展に際し刊行。John Caldwellによるキュレーション。Jim Lewis、Daniela Salvioni、Brian Wa […]