幽明 卯月理沙
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幽明 卯月理沙

Yumei (Between this World and the Next) | Risa Uzuki

2023年「不透明なけもの」に次ぐセカンドだが、卯月理沙自身がライフワークとしている「幽明」、つまり、現実とあの世、日常と非日常のあわいをテーマとして彼女が初めてかたちにしたポスターサイズの写真集。4種に及ぶという薄く裏が透ける紙を用いた構成や、表紙を設けず”皮膚を持たない本”とした装丁意匠が、作品の主題「境界」感を象徴。作者は自身を「幽霊みたいなものだ」と語り、歩く子どもの遊びに喩え、「生きているとは何か」を問いかけながら、異界へと介在する視点を据えている。糸綴じは不整脈な心電図のような間隔で縫われている。専用筒に直筆タイトル。
新刊。専用筒収納。

卯月 梨沙(うずき りさ)
1988年生まれ
2018-2023年 写真表現中村教室に在籍 小宮山桂氏に師事

卯月理沙, 2025

限定100部 | 51x77cm | 15plates | 16pp | b&w

¥ 22,000 (税込)