測量 | 山 吉田志穂
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測量 | 山 吉田志穂

Survey: Mountains | Shiho Yoshida

【再入荷】70-80年代に起こった風景写真ジャンルにおける大きなパラダイムシフト。続く90年代に入ってのそれまでの流れを継承しつつの新たな展開。そして生まれたときからインターネットが存在したデジタルネイティブ世代による風景写真の新たなフロンティアの領域へ。旧来の写真表現に依拠せず、三次元的もしくは平面的視覚要素だけに限定しないような写真表現がゆっくりと浸透しつつある、そんなことを考えさせる1冊。装幀レイアウトも巧妙。
文化研究者の山本浩貴による論考エッセイ。小池俊起によるブックデザイン。
第46回木村伊兵衛写真賞受賞作。
ソフトカバー。新刊。

(以下版元より引用)
インターネットが日常において身近になった現在、あらゆる「イメージ」と触れながら私たちは生活している。それゆえに当たり前のことかもしれないが、数十年前の「写真」と現在における「写真」は違ったものとなっている。吉田は、現在における写真の可能性を様々な方法で探究している。
本作『測量|山』では、山を対象にアプローチした作品である。
吉田は、ネットでの画像検索、Googleマップ上で仮想空間上でリサーチし、また実際に現地へ趣き撮影を試みるなど、複合的に組み合わせた撮影プロセスを経て、山を探究(測量)していった。たとえ同じ山であっても、アプローチする角度・方法によって見え方や捉え方は変わってくる。また、吉田が作品展示を通して発表した山の様相もその都度変わっている。幾多の試みの積み重ねで、吉田は「山」を形成していった。
本書では、吉田が集めたり、実際に撮影した写真のみならず、展示空間の写真なども組み合わせてまとめている。また、文化研究者の山本浩貴氏に寄稿いただいた。今日の私たちの世界に向ける視線やイメージのあり方に問いを向ける1冊となった。

吉田志穂|Shiho Yoshida
1992年千葉県生まれ。東京都を拠点に活動。2014年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。2014年「第11回写真 1_WALL」グランプリ受賞。2017年「第11回 shiseido art egg」入選、2018年「Prix Pictet Japan Award 2017」ファイナリスト。
主な展覧会に「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol.18」東京都写真美術館(2021)、「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」横浜市民ギャラリーあざみ野(2021)、「TOKAS-Emerging 2020」トーキョーアーツアンドスペース本郷(2020)、「Quarry / ある石の話」ユミコチバアソシエイツ(2018)、「測量|山」ユミコチバアソシエイツ(2016)。

T&M Projects, 2021

初版 | 日本/英語 | 30x20cm | 128pp.


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