Quitting Your Day Job: Chauncey Hare's Photographic Work
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Quitting Your Day Job: Chauncey Hare's Photographic Work

by Robert Slifkin

アメリカの写真家チョーンシー・ヘア(1934-2019)の初の評伝。スタンダードオイル社に勤務しつつ写真家としてのキャリアを積んだ彼は70年代にグッゲンハイム・フェローシップを3度にわたり勝ち得て、1977年にはニューヨーク近代美術館で個展。翌年Aperture社から写真集「Interior America」を刊行するなど一定の評価を得た。にも関わらず、認知度は低く、それは成功した絶頂期でさえ、ヘアが芸術界の商業的領域を狂信的に嫌っていたことと大いに関係がある。そして1985年にはアーティストとしてのアイデンティティを放棄し、パワハラを専門とする臨床セラピストとしてのキャリアを選んだ。
本書は、ヘアの人生と芸術について広範な批評を展開し、彼の作品が、日常へのコマーシャリズムの進出、リベラルな政治とドキュメンタリー写真の長年にわたる共犯関係、エリート権力と芸術の悩ましい関係など、現代の懸念と共鳴し続ける方法を示唆している。
(版元より)
ソフトカバー。状態良好。

Mack, 2022

初版 | 英語 | 23x14cm | 247pp

¥ 2,750 (税込)


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