2021年京都市京セラ美術館における企画展に際し刊行。「うたかた」（バブル期のはかない浮遊感）と「瓦礫（デブリ）」（震災や事故による瓦解）という2つのキーワードで平成（1989–2019年）期の美術を読み解く試み。 ハー […]

ここはカンプ・ノウでもウェンブリーでもなく大観衆もなし。タイヤや木柵で仕切られたサッカーグラウンドの背後は田園風景。そして蒼い地中海や、ぶどう畑。そして遠景に小さく写る22人は、底辺に近いレベルのヨーロッパ下部リーグのプ […]

中国という国家は大きな変貌を遂げてきたが、その国民の有様もまた、どんどん変化してきた。都市化が進むなか、時代に合わせて、中国人にどのような変化があったのか。（李政徳） 撮影はちょうど中国で不動産バブルの様相が高まっていた […]

鈴木理策のファーストブック。皇居（東京）から熊野までの道を、ロード・ムーヴィーのように撮影した写真がシークエンスで連なり、鈴木理策の故郷である新宮市の御燈祭の場面で終える写真集。ひとつの物語（行程）を記憶の中で辿るように […]

報道としての決定的瞬間、記録、ポートレイト、ピクトリアリスム、私写真、現代アート、ファッション広告などの写真表現の世界で、現在「名作」とされている写真は、なぜ傑作となりえたのだろうか。本書では、カテゴリーの枠を越えた約8 […]

近現代のアラブ人アーティストを紹介するシリーズ「The Art Library: Discovering Arab Artists」から。 1966年生まれのスーダン人アーティスト、サラー・エルムール、1977年生まれの […]

2000年に、Kim GordonによるキュレーションでおこなわれたオランダのアイントホーフェンMU-DE ITTE DAMEでのグループ展、そして後に日本の渋谷パルコギャラリーへと巡回した際に併せて刊行された1冊。Pu […]

湾岸戦争時、サダム・フセインのイラク軍はクウェートから撤退するとき、約700余りに及ぶ油井に火を放っていったという。Sebastiao Salgadoはこの危険な鎮火作業に取り組む決死の消防士たちを記録。実際にSalga […]

ロサンゼルス在住のフォトグラファー、グレゴリー・ボホルケス（Gregory Bojorquez）による作品集。作者が生まれ育ったロサンゼルス東部で10代の頃から30年にわたり現地のコミュニティーや友人、家族を撮影し続けた […]

Cy Twomblyが1953年から1984年にかけて手掛けた版画作品のカタログ・レゾネ。 ソフトカバー。状態良好。