「エロス」をテーマにした1969年発行のPROVOKE第2号を初出とし、1972年の狩人（中央公論社）にも載った「Shibuya-ku, Tokyo. 1969」の写真プリント。被写体の女性は、森山大道が、中平卓馬の妹を […]

生涯に1700点以上の作品を残したロバート・メイプルソープ（Robert Mapplethorpe 1946-1989）の全作品中、スペインの映画監督ペドロ・アルモドバル（Pedro Almodovar 1949-）がお […]

米ポラロイド社の20×24フォーマットという巨大ポラロイドを用いて制作された写真作品集。表紙写真の池田満寿夫作品が白眉。収録されているのは、以下の18人の写真家。沢渡朔、奈良原一高、山崎博、森山大道、藤原新也、 […]

何が人をその動線に導き、次の動線へと向かわせるのだろうか。 ベルギー・ブリュッセルを拠点とするアーティスト、ローレ・ステッセ(1987-)による写真作品集。彼女は、人間の身体とその周囲の環境との間に内在する緊張関係を繰り […]

写真家田附勝が東北人の生活習慣/祭礼/文化の一端を通して、21世紀となった現在もなおこの地に息づく大和民族とは異質の何かを、ドキュメンタリーというコンテキストを越えた見地から捉えた作品。撮影スパンは2006年から&#82 […]

コロナウィルス感染拡大による外出禁止令で人気の無くなった世界の主要都市の映像に、このスペインの画家Antonio López García(1936-)の描いた写実的な都市風景を重ね合わせる人が多かったことでも知られる。 […]

単騎社1982年の初版オリジナルの再版。この版では、オリジナルの27葉の写真作品に加え「つまらない余興にもならぬ益体ない蛇足解説」（本書より）が付される。確かに蛇足かもしれないが、拾い読みしてみるとなかなか楽しい。 中綴 […]

代表作「Cafe Lehmitz」(1978)で知られるAnders Petersenが20代の終わり頃、1973年に世に出したファーストブック「Grona Lund」の2009年復刻版。ストックホルムのユールゴーデン島 […]

1991年クリスマスイブはバブルも弾けたとはいえ底づき感の無い街のスナップ。舶来のカルチャーが歪められ普及することはどこの国でもよくあることだが、須田一政はとりわけこの信仰由来の記念日が愛のイベントと化したことを冷めた目 […]

キッチンは多目的ルームであり、アイデンティティと自己認識を反映する空間である。バルカン半島の家庭の精神を体現し、社会全体を映し出す。バルカン半島の人々は、インテリアにお金をかけるよりも、なけなしのお金をカフェに使う。その […]