Bauhaus / Documenta: vision und marke [ge]
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Bauhaus / Documenta: vision und marke [ge]

by Birgit Jooss, Wilhelm Ostwald, Daniel Tyradellis

2019年ノイエ・ガレリー(ドイツ・カッセル)における展覧会に伴い刊行された作品集。第一次世界大戦後にドイツ中部の街ワイマールに設立された美術学校「バウハウス」と、同じくドイツ中部の小都市カッセルで1955年以来5年に1度開催されている国際美術展「ドクメンタ」。どちらも国際色豊かで革新的な現代ドイツを代表する世界的に成功した文化のブランドである。どちらも文明が崩壊した時に生まれたものであり、芸術と文化は人間を開放し自由にする力を持っているという考え方を体現している。この二つを並列的に考察することによって類似点と相違点が浮かび上がり、お互いがお互いをある程度補完する関係性にあることが明らかになる。バウハウスは大量生産されるものと日常における使用、普遍性の概念、消耗品であるもののデザインを。一方ドクメンタは、一点ものの芸術作品との出会い、多様性の経験、資本主義的な大量消費文明の批判を重視した。本書は厳選した当時の資料に支えられた批評的なエッセイを通じ、今再び議論の的となっているこの2つの文化ブランドの、基本的でありながらしばしば見過ごされてきた側面を検証する。
ハードカバー。状態良好。

Spector, 2020

独語 | 33x24cm | 304pp

¥ 2,970 (税込)


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