Le Corbusier Album Punjab 1951
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Le Corbusier Album Punjab 1951

Le Corbusier, Pierre Jeanneret, Maristella Casciato

スイス人建築家、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレの作品集。建築史家のマリステッラ・カシアトが著者として解説エッセイを寄せる。

インド北西部、パンジャーブ州およびハリヤーナー州の州都であるチャンディーガルは、モダニズム建築の理念を都市の規模で構築した場所として、またユネスコ世界遺産として国際的に知られており、ル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレはその重要なプロジェクトに深く関わっている。

本書は、ル・コルビュジエがこのチャンディーガルのプロジェクトのためにインドのパンジャーブ州を2週間訪れた時に持っていたノートを再現したものである。メモやスケッチ、個人的な考察、ミーティング中に細かく練られた覚書や図式化された解決案が記されている。わずか数日の間にチャンディーガル計画の概要を作り上げた建築家たちと政府関係者による小さなチームが取り組んだトピックを再構築するための初期資料を覗くことができる一冊。

リング製本で綴じ、ル・コルビュジエのノートを忠実に再現した1冊目に加え、2冊目ではピエール・ジャンヌレがこの初期調査の期間に撮影したこれまで未公開であった写真群を掲載。あわせてマリステッラ・カシアトのエッセイでは、ノートにまとめられた多様な内容を追いながら、新たな首都が構築されていった当時の物語を振り返る。

読みづらいことで知られたル・コルビュジエの筆跡をフランス語と英語で書き直すことで、読者はこの建築家の思いに無事たどり着くことができるだろう。
(版元より)
表紙にごく軽微の擦れ。

Lars Müller, 2024

英語 | 32x24cm | 64+144pp

¥ 8,800 (税込)