要素を絞るだけ絞って、「桜花」「青空」、この2つのみで非常にミニマルに構成される鈴木理策の写真集。アメリカ抽象表現主義を想起させる表紙カバーデザインはここでも引き継がれている。これはBarnett Newmanのテイスト […]

荒木経惟が前立腺がんの治療を受けていた2010年夏の東京。まるで彼岸を見つめるかのようにタクシーの窓越しに撮影したもの。200mmの望遠レンズを使用とある。ハードカバー。モノクロ142点、カラー18点。限定800部。 ハ […]

双葉社の週刊大衆誌に1998年より連載される荒木経惟「人妻エロス」。応募してきた既婚の女性たちの一糸纏わぬ姿を荒木経惟が撮りおろす長寿の企画として知られ、写真集としても2013年現時点で17号まで継続刊行されている。雑誌 […]

山内道雄の寄りの激しいストリート・スナップは相変わらずだが、特に今回は近接距離から切ったものが多く、見るものをたじろがせる。綿谷修による監修。編集を赤々舎の姫野希美。中島英樹による装丁デザイン。スリップケースは簡易なもの […]

綿谷修のディレクションによるhysteric glamourファーストシリーズの2号。以下19名のアーティストが、「Self-Portrait」を各様に解釈した写真/ドローイングなどが連なる。表紙写真は樫村鋭一。 ソフト […]

大正13年青森生まれの写真家、小島一郎（1924-1964）。わずか10年という余りにも短い写真家活動のなかで残された、津軽、下北の厳しい風土の記録。写真集後半に展開される、殆ど階調をなくした超硬質の作品は、複写に複写を […]

hysteric glamourから刊行された総計16冊からなる写真集シリーズからの長野重一写真集。焼け野原となった広島の写真で始まる戦後復興期（1949-58）の日本と、現代の東京の姿とを撮影した写真からなる二部構成。 […]

1996年のパティ・スミスのコンサート・ツアーの舞台裏を写真集にしたもの。 ハードカバー。表紙カバーに軽微のヨレ。

当時このhystericシリーズ全体のアート・ディレクションを統括していた綿谷修の写真集。アナログテレビの砂嵐（といっても通じるのはもはや年配の方々のみだが）に近いレベルで荒らした粒子と、過激なまでに潰れた暗部からなる画 […]