これは、David Hockneyのカラフルな抽象ペインティングの連作作品集ではない。よく見ると、細かい工夫が凝らされた構造を持つ作品の展示風景を、さらにHockney自ら写真で記録複写し、それを最終的には写真作品として […]

今井壽惠(1931-2009)の50年代の初期作をまとめたレトロスペクティブ。代表作とされる「オフェリアその後」をはじめモンタージュやカラーネガを駆使した造型写真の数々を所収。戸田昌子による監修。木村稔将によるブックデザ […]

どんな統計調査の結果かは分からないが、昭和初期において、鳥取県は全国でも五指に入るほど写真人口が多く、米子周辺では塩谷定好率いる赤碕のベストクラブ、村上誠三、岩佐保雄らの米子写友会がその中心とされていた。そうした意欲旺盛 […]

アメリカのコンテンポラリー・アーティスト、エド・ルシェが60年代から70年代にかけて手掛けた実験的な私家版写真集群へのオマージュ、もしくはその一種のアプロプリエーションアートとして、ホンマタカシが制作した作品のひとつ。 […]

アイルランド西部で撮影された虹と、全く別の場所で眠る女性、ニューヨークのみすぼらしい店構えをした地金店の写真で構成された本書は、生きることへの不可解さをあえて受容した作者が、結論のない日々の中に存在する美しさや醜さに思わ […]

ルネ・ユベール（1895-1976)は、20年代から60年代までコスチュームデザイナーとして数多くの映画や舞台の衣裳を手掛けたコスチュームデザイナー。本書は、ユベールのスケッチ、コスチューム写真、舞台写真、映画スチール写 […]

弱冠23歳にしてアメリカンヴォーグでビヨンセのカバーフォトを担当。これはアメリカンヴォーグのカバーフォトを撮った史上初の黒人写真家で且つ史上最年少というおまけが付き、一躍スターダムに登ったアメリカ人写真家。元々スパイク・ […]

Karl Lagerfeldによる、ひとりのアメリカ人男性Brad Kroenigの定点撮影。Lagerfeldが目をつけ、それまで無名だった男性が、やがてトップモデルとして成長していく過程を、数百のポートレートで記録し […]

斎藤義重の「反比例」シリーズを掲載。写真撮影は大辻清司だが、モノクロ写真の硬度を極限まで上げて2階調化もしくは平面化し、斎藤義重作品のフォルムの妙を強調している。尚この時大辻が制作した銀塩プリントは武蔵野美術大学に所蔵さ […]