フォト・キャバレー 倉田精二
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フォト・キャバレー 倉田精二

Photo Cabaret | Seiji Kurata

「人の背押して私も押され ネオン時雨の年の暮れ フッ・フッ・ブッと怒りある間は 来る年も生き続けるのよ」(本文引用)。俗にまみれた我々人間の姿に、アイロニーのこもった風刺テキストをそえた写真集。80年代初頭の時代の諸相を写した倉田精二(1945-2020)のセカンドブック。コンテンツとしては1980年「Flash Up」の続編的な扱いとなる。長谷川明によるあとがき「キャバレー一九三〇/一九八〇」。
このインパクトある装幀は木村恒久(1928-2008)によるものだが、ロシア構成主義の写真家/グラフィックデザイナー、アレクサンドル・ロトチェンコ(1891-1956)による1924年制作のポスター「Lengiz(レンギス)」からインスパイアされたデザインだろう。
ソフトカバー。帯付き。状態良好。

白夜書房, 1982

初版1刷 | 30x21cm | b&w

¥ 30,800 (税込)


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