ベルギーの写真家Stephan Vanfleterenが、長い歴史と高い格式を持つ自転車ロードレース、ロンド・ファン・フラーンデレン（ツール・ド・フランドル）という要素を軸に、自転車文化がいかにベルギーの人々の間に深く根 […]

11時02分で止まった時計は、この長崎で起きたことの象徴として、そして日本人の普遍的な記憶として後世に残り続ける。原爆の街、長崎の有り様を冷徹な眼差しで記録した、東松照明のファースト・ブックにして、日本写真史に残る金字塔 […]

佐藤明、奈良原一高、東松照明、川田喜久治、細江英公らと共に写真家集団VIVOを結成した写真家のひとり丹野章(1925-2015)が昭和戦後まもない頃のサーカス、やがて派手に綺羅びやかになる前、戦前からの旅芸人一座の風合い […]

福島と茨城の県境にかつて存在した常磐炭田（じょうばんたんでん）。それが世界的なエネルギー構造の変化やコスト増によって、閉山に追い込まれゆくなか撮影されたドキュメンタリー。撮影した宍戸ハルミは1947年生れで常磐炭田地域の […]

一瞬の閃光により13人もの肉親を失った作者が、原爆投下後25年間にわたり広島の惨状とその復興の様子を写真映像により記録していった労作。大江健三郎によるあとがき。 ソフトカバー。オリジナルビニールカバー/帯付属。経年ヤケ。 […]

筑豊炭田の廃墟と化した町並みを１０年間にわたりノスタルジックに撮しとめた写真集。本書後半には、時の流れを示すかのように、新しく造成された新興住宅地の真っ白く映える壁が、黒い廃墟や灰色のボタ山を前景に一面に広がる風景が展開 […]

鈴木清の自費出版写真集。「写真がたまったから本にするのではなく、逆に本のために写真を作ってそこにはめ込んでゆく」スタイルで制作された。以降も鈴木清はこの制作スタイルをとってゆく。上野修による論考テキスト『生のdiagra […]

70年代末から80年代初期にかけてのアパルトヘイト政策時代における南アフリカ中産階級白人コミュニティーを観察したドキュメンタリー。本書は1980年に南アフリカ・ケープタウンの出版社The Gallery Pressより刊 […]

大阪釜ヶ崎で日銭をかせぐ労働者たちの姿を捉えた名作「釜ヶ崎」を経て、井上青龍が1965-66年にかけて北朝鮮に帰国する在日朝鮮人を記録した作品。井上は在日の大半を占める大阪から北朝鮮への出航便のでる新潟港までを同行して取 […]

東松照明の足跡を辿るように、長崎（2000）、沖縄（2002）、京都（2003）、愛知（2006）と続き、2007年に東京都写真美術館で開催された東松照明Tokyo曼荼羅展を記念して、東京都写真美術館が制作したオリジナル […]