Every Building on the Ginza Street ホンマタカシ(通常版)
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Every Building on the Ginza Street ホンマタカシ(通常版)

Every Building on the Ginza Street (normal edition) | Takashi Homma

アメリカのコンテンポラリー・アーティスト、Edward Ruschaが60年代から70年代にかけて手掛けた実験的な私家版写真集群へのオマージュ、もしくはその一種のアプロプリエーションアートとして、ホンマタカシが近年制作しているシリーズのひとつ。
なかでもこれはRuscha作品中、最も有名な1966年刊行の「Every building on the Sunset Strip」に対するもの。Ruschaのそれが、ハリウッドの目抜き通りSunset Strip沿いにある全ての建物群をフラットに、かつ通りの両脇沿いのそれを上下2段にわけて撮影していったのに対し、ホンマタカシは全く同様の手法で、銀座通り(Ginza Street)を撮影。もちろん原本を完全に模して、蛇腹装丁の本体は、シルバーの光沢フォイル紙で覆ったスリップケースに収納される。
尚、ホンマタカシが銀座をチョイスしたのは、知る人ぞ知る木村荘八編「銀座界隈」の別冊「アルバム・銀座八丁」を念頭に置いたものであることは確か。これはRuschaのSunset Stripに遡ること10数年前となる1954年に、全く同様の手法で、鈴木芳一が銀座通りの建物群を記録撮影、やはり蛇腹形式の写真集に仕立てたもので、当時のRuschaがこれを見て真似したのではないか?といった邪推は写真集ファンの間でよく為されるところ。
限定500部。ソフトカバー。スリップケース収納。新刊。

Post, 2019

限定500部 | 英語 | 18x14cm | b&w

¥ 5,280 (税込)


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