写真術の渡来期から90年代までの日本の写真家たちの営みをたどる全40巻の日本の写真家シリーズ（長野重一、飯沢耕太郎、木下直之らによる編集）全40巻+別巻の41冊揃い。40名の選考には”どうしてあれがはいってあ […]

会田健一郎（あいた・けんいちろう）の地元・福島のランドスケープ・フォトがメイン。1986-1989年にかけて撮影。東京綜合写真専門学校出身。私家版。 ソフトカバー。表紙ヨレ少々。

佐藤明、奈良原一高、東松照明、川田喜久治、細江英公らと共に写真家集団VIVOを結成した写真家のひとり丹野章(1925-2015)が昭和戦後まもない頃のサーカス、やがて派手に綺羅びやかになる前、戦前からの旅芸人一座の風合い […]

筑豊炭田の廃墟と化した町並みを１０年間にわたりノスタルジックに撮しとめた写真集。本書後半には、時の流れを示すかのように、新しく造成された新興住宅地の真っ白く映える壁が、黒い廃墟や灰色のボタ山を前景に一面に広がる風景が展開 […]

2013年東京都写真美術館で、もはや日本写真の生き字引ともいうべき御大金子隆一による企画構成で開催された「日本写真の1968」展の図録カタログ。60年代末期に起きた日本における写真表現のパラダイムシフト的変容を深く検証す […]

写真家鈴木清の義理の母、森房子の死を偲び追悼するかたちで、鈴木清が編集構成して刊行した写真集。亡き房子の夫・森勝が、戦時中、大陸での軍務のかたわら撮影したという妻・房子のセピアに色よく変色したモノクロ写真の数々と、房子が […]

大阪釜ヶ崎で日銭をかせぐ労働者たちの姿を捉えた名作「釜ヶ崎」を経て、井上青龍が1965-66年にかけて北朝鮮に帰国する在日朝鮮人を記録した作品。井上は在日の大半を占める大阪から北朝鮮への出航便のでる新潟港までを同行して取 […]

鈴木清が世に出した7冊のうち、最後のトリとなる写真集。昭和61-63年にかけて月刊諸君誌上で、鈴木清が連載したものに、一部ポラロイド作品を加えて再構成したものとなる。国内はバブル経済に浮き立つ一方で、世界はソ連の崩壊など […]

満鉄に勤務していた父の関係で終戦まで過ごした北京の街を、2004-5年にかけて写真家石田紘一が再訪しスナップしたもの。原耕一によるデザイン。 ハードカバー。帯付き。帯に1cmほどの破れ。

福島と茨城の県境にかつて存在した常磐炭田（じょうばんたんでん）。それが世界的なエネルギー構造の変化やコスト増によって、閉山に追い込まれゆくなか撮影されたドキュメンタリー。撮影した宍戸ハルミは1947年生れで常磐炭田地域の […]