石内都（1947-）の第4回木村伊兵衛賞受賞作。「ただ壁が撮りたかった」という石内の思いとは別に、六畳一間に家族4人で暮らした生い立ちを、写真に投影したかのような自伝的作品。全体的にグレーのトーンが強めで、ぬめぬめしいば […]

2003年に最愛の母を亡くしたTerri Weifenbachが、現在も紛争の絶えないパレスチナの野に咲く花々を使って作られた19世紀の押し花帖と出会ったことをきっかけに制作したという作品集。ご存知の通りWeifenba […]

倉田精二による新連載「Snap」、富岡多恵子連載時評「吹けば飛ぶような想像力」。荒木経惟が左記富岡多恵子をモデル撮影した顛末をエッセイにした「モデルは性者なのである」など。この写真展「多恵子抄」もこの年の11月に池袋西武 […]

1987年東京日本橋のZEIT FOTOでおこなわれた武田花写真展「好きな場所」で販売の武田花ビンテージプリント。写真内に”品川区大井町5-5”の街区表示板が見える。前年の「猫のいた場所」展（ドイ […]

80年代中頃から末頃にかけてのニューヨークのスパニッシュ・ハーレム（ヒスパニック系アメリカ人のゲットー）の様子をドキュメントした写真集。 ハードカバー。表紙カバー底部にごく軽微のヨレ。

1983年前後に、倉田精二が東南アジアを旅した際に撮りおさめたものがメイン。リバーサル撮影なのかアンダー気味のイメージが続く。麻のようなもので編んだオリエンタルな装丁。 スリップケース装ハードカバー。アクリルカバー付属。 […]

特集は荒木経惟と川瀬巴水。荒木経惟『午後のリアリティー』、石内都『暗室とアトリエ』、林望による『夕暮れ巴水』など。川瀬巴水（1883-1957）は、伝統的な浮世絵が用いたモチーフに西洋画の手法を取り入れて新しい木版風景画 […]

石内都が1981年横須賀どぶ板通りの赤線地帯にあったキャバレー「セカンドニューヨコスカ」跡地でおこなった「from YOKOSUKA」展の告知の為に制作されたヴィンテージポスター。2009年の日付と共に石内都による直筆サ […]

フィンランド・ヘルシンキ拠点のアーティスト/写真家、フェリシア・ホンカサロの作品集。治金学者だった祖父の遺品と向き合いつつ、作者は一見共通点のないものたちからいくつもの物語を紡ぎだし、遠い過去に対する自分自身の思いや理解 […]

どうしても写真の仕事がしたく、国鉄職員を辞めた渡辺克巳（わたなべ・かつみ 1941-2006）。やがて始めたのは、新宿の歓楽街を行き交う人々に写真の見本を見せ、3枚2百円で写真を撮るという「流しの商売」。当時の新宿2丁目 […]