建築家が去ったのちにほとんど注目されなくなる建築物の一生に向けた黙想と言える1冊。日本人建築家/写真家の平林大輔が、ヘルツォーク＆ド・ムーロンが初期にデザインした、スイスバーゼルに建つ個人住宅「ケックラン・ハウス（Koe […]

ベルギー出身のマグナム・フォト正会員写真家ビーケ・ディポーターの写真集。2011年彼女はエジプトに赴き、偶然出会った人々に、一晩の宿を願い出てその家族の日常を記録する。6年後再訪した彼女はそれらの写真を道行く人々に見せ、 […]

2007年アイルランド近代美術館で開催のトマス・デマンド展に際し刊行の1冊。タイトルはフランス語のフレーズのひとつに由来し、機知に富んだツッコミをする機会を逃した後に感じる後悔を指す。本体内部に階段状の切り抜きが施された […]

邑元舎・元村和彦による出版。杉浦康平によるデザイン。W.Eugene Smithが寄稿テキスト「純のこと」。水俣の報道写真で知られるEugene Smithがかつて日立製作所の仕事をした際に、森永純が助手をしていたことは […]

1992年にフランスのボルドー現代美術館で行われた個展に際して刊行。同年に開催されたバーゼル展示作品などを収録する内容となっており、トマス・ケライン（Thomas Kellein）との対談形式で展開されてゆく。 ソフトカ […]

2013年イェール大学美術館(Yale University Art Gallery)が提供するレジデンシャルプログラムに参加した、ジム・ゴールドバーグ（1953-）とドノヴァン・ワイリー（1971-）の両者が制作した写 […]

タイトルは住所で、該当するのは明治21年に建てられた洋館、旧尾崎テオドラ邸。洋館が当時共同住宅だった折に、島尾伸三・潮田登久子・しまおまほの家族が住んでいたことで知られる。島尾伸三によるコラージュ漫画「惰眠家プラトニカル […]

美術出版社デザイン誌バウハウス特集号。巻頭に中平卓馬の4ページにわたるエッセイ「イメージからの脱出」や、多木浩二のエッセイ、写真家森裕貴による連載「自明的空間ショーウィンドウ3」。等に続いて、バウハウスのメイン特集。他に […]

60年代から活躍するオランダの影響力あるグラフィックデザイナー/アーティスト、Karel Martens（1939-）の海外６都市をまわった展覧会”motion”について、Karel Marten […]

鈴木育郎という、写真新世紀グランプリを受賞したとはいえ、まだ名前が全国区という訳ではないひとりの若手写真家の写真集を1年12冊!ほぼ月刊のかたちで刊行していくという赤々舎姫野希美のチャレンジングな企画が話題を呼んだ1冊。 […]