写真家向井弘とその時代
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写真家向井弘とその時代

Mukai Hiroshi and his contemporaries

向井弘(1931-2003)は、四国高松に生まれ、戦時中は父について満州へ、そして戦後は親類を頼って青森へ移住。その後弘前で写真機材店を営みつつ、当地のアマチュア写真家らを誘い写真グループを結成した。メンバーの原田メイゴ、木村正一、塚本義則、赤川健太郎、奥口文宣、葛西幹雄、佐藤かたし、三上享、宮川洵らと共に1972年に創刊した同人誌イマージュIMAGEがつとに知られる。PROVOKEだけでなく、浜昇のPUT、百々俊二らの「地平」や、長船恒利らの集団GIGといった活動とほぼ同時期にあたり、この時代の自主ギャラリーや同人誌ムーブメントを代表するもの。青森県立美術館で開催の「ローカルカラーは何の色? 写真家向井弘とその時代」展に際し刊行された図録。1985年の20号まで継続したイマージュIMAGE全号の目録なども所収する。
スリップケース装ソフトカバー。状態良好。

青森県立美術館, 2020

日本語 | 18x26cm | 127pp

¥ 11,000 (税込)