兵庫姫路出身の写真家川口和之(1958-)が2017年から継続して発行している地方都市郊外の風景記録シリーズ「Prospects」。第9号。 新刊。ソフトカバー。 川口和之による直筆サイン入り。

全国各地の郊外を歩き回り、トタン板でできた建造物を収集してまわった労作。中里和人の写真集にも「小屋の肖像」という類似作があるが、本書はトタン板の材質そのものにどちらかというとフェチシズムにも似た目を向けている。イシワタフ […]

東京/沖縄と続いた「写真特急便」シリーズの後に発表された北島敬三の代表作、1982年発行の「New York」が装いを新たにされたうえで、同時期撮影のカラー作品が大幅に追加された新版。北島敬三自身による「もうひとつの『N […]

写真の演劇性について。美術批評の大家マイケル・フリードが1967年に著した「芸術と客体」論を背景に写真への考察へと接続した特集。巻頭写真特集に北島敬三の「A.D.1991 U.S.S.R.」。 ソフトカバー。エッジにごく […]

東松照明は「さくら・桜・サクラ」の中で、日本を代表する花であると同時に皇国史観にも利用された桜花に、鮮やかなブルーのシートを対比させた。さらに小林のりおの「Japanese Blue」を持ち出すまでもなく、日本が孕む様々 […]

「…写真行為をめぐる根源的な問題がもっとも苛烈に問われる場所のひとつが、沖縄である。」（本書より）。現在進行系であるという点ではヒロシマ・ナガサキ以上に戦後日本の澱みを溜め込んだ沖縄で写真を撮るということの意 […]

前作の「浴槽というモノリス」が造本装幀コンクール受賞作となった牧ヒデアキの写真集。牧ヒデアキの地元・愛知県西三河から名古屋市までの幹線道路沿いの車窓を一定の画角で切り取っていったもの。メインのカメラとサブとなるドアミラー […]

ラットホールギャラリー刊行の北島敬三全作品集。「写真特急便沖縄」「写真特急便東京」「Newyork」「A.D.1991」の初期中期の作品のほか、比較的近作の「Places」「Portraits」まで一連の作品をもれなく網 […]

ペヨトル工房発行の雑誌WAVE第18号写真特集。80年代に登場した写真家をフィーチャー。猪瀬光、宮本隆司、林隆喜、斎藤亮一、大坂寛、普後均、小山穂太郎、今道子、三好耕三、北島敬三、小林のりお、雑賀雄二、阿部淳、豊浦正明、 […]