砂漠篇（デザート・カントス）、墓穴篇、プレイボーイ篇の3部構成。最後のプレイボーイは、銃で射ぬかれたうえ、砂漠で打ち棄てられていたものを採取したもので、文化の暴力の隠喩としてカントスシリーズの一部として連なっている。巻頭 […]

タイトルはそれぞれMike Kelleyが作品制作における素材もしくは意匠として用いたもので、そのまま作品名ともなっている。「Memory Ware」はカナダの民俗品に着想を得た、ファウンドオブジェからなる作品。序文では […]

山本昌男は「空の箱」「中空」「オオミズアオ」「ゑ」など、身近な動物や植物、風景などを、繊細で緊張感を孕んだ和モダンの世界に落とし込んだ作品が魅力の作家。本作は日本の美意識を凝縮した「盆栽」を八ヶ岳や富士山麓の雄大な風景の […]

1987年ニューヨーク近代美術館における個展に併せ刊行の写真集。1965年Pratt Instituteを卒業後、画家としてキャリアをスタート。写真に取り組み始めたのは1978年からだという。画家時代の抽象表現主義的な連 […]

SFMOMAでの回顧展に際し刊行されたAnthony Hernandezの初のレトロスペクティブ写真集。初期作はもちろん、1978年の「Automotive Landscapes」、近年Mackから復刊された1984年 […]

Part1では、「アート」「ドキュメンタリー」「ファッションと広告」「ポートレート」「次世代」という文脈別に写真作家たちをセレクト。Part2では、「キュレーターとギャラリスト」「通信社ディレクター・編集者・出版社代表」 […]

オーストリアの現代アーティスト、フランツ・ヴェストの作品集。ヴェストは自分のアイデア、考察を、ディクタフォン（旧式録音機の一種）に録音し、それをタイプライターに書きおこし編集した。しかし彼の不明瞭な話し方からは、聞き間違 […]

90年代の代表作「Still Crazy」に続き、広川泰士が、改めて自然と人間との関係性について問い直した作品。首都圏各地で進む大規模開発、そして「3.11」をはじめとする災害が引き起こした風景の変容を、8×1 […]

コロナ禍において改めて自らのアーカイブを見直す作業の中、ティナ・バーニーが見つけた70年代家族写真の連なり。東海岸、アイダホ州サンバレーでのホリデー、長い間忘れかけていた夏の思い出を丹念に見返しつつ編集したノスタルジー溢 […]

山本昌男の小作品の数々が、まるで詩韻を踏むかのように、十分に余白をとったページの中に点在してゆく。和紙のようなザラッとした感触を持つ、白色度の低い非光沢紙を用い、本として独特の存在感を醸している。オリジナルプリント3点が […]